面白い特許：「子どもや初心者でも扱いやすいリコーダー」

特許第6148998号「リコーダー」
＜特許公報の図１＞

＜ざっくり解説＞
この発明は、、演奏時に音の高さを変えるための音孔を指で塞ぐとき，その位置が認識しやすく，密閉性に優れ，子どもや初心者でも扱いやすいリコーダー等に関するものです。

一般のリコーダーは，管体の側面に音孔をあけただけのものでしたが、これでは，子どもや初心者の指で確実に音孔を塞ぐのは難しく、特に左手で管体上部の４孔（裏孔１個，表孔３個）を押さえなくてはならないといった点で難易度が高いものとなっているそうです。

この発明は、こういった点を改善すべくなされたものであり、リコーダーの音孔２の周囲を，なだらかな山形に隆起させた断面形状とすることと、それによって音孔の輪郭（孔周）３が鋭角形状にしていることを主な特徴とするものだそうです。

具体的には、音孔２の周囲が、音孔２に向けてなだらかな山形に隆起する断面形状で形成されるとともに、山形の外形線が音孔２の外方側端縁で交差するか、音孔２の外方側端縁と山形の外形線との間に０．６～１．０ｍｍの幅で平坦部が形成されるか、音孔２の外方側端縁と山形の外形線との間が外方側に突出する曲面状に形成されているリコーダーです。

この発明についてもっと詳しいことが知りたい方は、この特許公報を参照してみてください。

記事案087：JPB_0006148998
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