面白い特許:冷蔵庫扉を開けなくてもよい飲料容器専用ホルダー

特許第6093957号「飲料容器専用ホルダー」
<特許公報の図1>

<特許公報の図2>

<特許公報の図3>

<特許公報の図4>

冷蔵庫扉を開けなくてもドリンクを飲める専用ホルダー

<ざっくり解説>

 この発明は、飲料容器の保存方法の一つとして、冷蔵庫があり、その前面の扉の一部、または、全部の領域を利用し、飲料容器専用ホルダーを設けて、外側または外部から直接、飲料容器の内容物をカップに注ぐことができる飲料容器専用ホルダーに関するものであり、冷蔵庫内の飲料容器から内容物をカップへ注ぐ時、冷蔵庫の扉を開けずに注ぐことができます。また、冷蔵庫内の飲料容器の内容物残量を、冷蔵庫の扉を開閉せずに確認できる、というものです。

 この飲料容器専用ホルダーは、
 冷蔵庫扉の一部の領域に設けられ、底部には飲料容器を上下に移動できる移動棚、又は、リフター構造が設けられ、正面にある下扉に取っ手が設けてあり、取っ手を冷蔵庫扉の外側に引くことで、下扉の底部を起点として飲料容器を冷蔵庫扉の外側に引き出せる、というものです。

①冷蔵庫扉(1)の扉部(2)の一部の領域に設けた、専用ホルダー(3)に飲料容器(4)をセットします。専用ホルダー(3)は、飲料容器(4)の底の台座付近にある、支点を軸に回転動作する構造で、その回転角度は100度以上回転させることができます。

②専用ホルダー(3)には飲料容器(4)の飛び出し防止対策として、飲料容器(4)の高さに適応させるよう、ストッパー(13)が設けてあり、リフター(9)あるいは、可動式棚で高さを調整できます。

③飲料容器(4)の内容物(5)の残量を確認し、カップ(6)を飲料容器(4)の注ぎ口(7)の位置に合わせ、取って(8)を操作してカップ(6)へ適量を注ぎ、取手(8)を戻し、冷蔵庫を密閉します。

 この発明の専用ホルダーは市販の冷蔵庫に気軽に取り付けることは難しいかもしれませんが、こういったものが備えられていると便利そうですね。実用化の可能性はさておき、まずはアイデアを特許化しておくのも“アリ”ですね。

 この発明についてもっと詳しいことが知りたい方は、この特許公報を参照してみてください。

記事104:JPB_0006093957

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