面白い特許：これは便利？サッシの隙間風を防止できる機構

特許第6229101号「隙間風防止機構」

＜特許公報の図１＞

＜ざっくり解説＞
　この発明は、サッシなどに使用できる隙間防止機構に関する発明です。

　具体的には、この隙間風防止機構は、
①相対構造で、一方の板部材（Ａ－１）には２本のガイドピン（Ａ－２，Ａ－３）とそれらの間に雄ネジガイドピン（Ａ－４）が構成され、
②他方の板部材（Ｂ－１）には２本のガイドピン（Ａ－２，Ａ－３）を貫通するガイドピン貫通穴（Ｂ－２，Ｂ－３）と雄ネジ貫通穴（Ｂ－４）が形成され、
③一方の板部材（Ａ－１）のガイドピン（Ａ－２，Ａ－３）を他方の板部材（Ｂ－１）のガイドピン貫通穴（Ｂ－２，Ｂ－３）にはめ込み、他方の板部材（Ｂ－１）から雄ネジ（Ｃ－１）を一方の板部材（Ａ－１）側に貫通させ、
④雄ネジ（Ｃ－１）を回転運動させて雄ネジガイドピン（Ａ－４）に螺合する事により相対板を平行移動させ、取り付け取り外し可とする、
というものです。

　図１に示すように、引き戸ガクブチと外枠にある隙間風防止機構は、相対板平行運動部材を引き戸ガクブチと外枠の隙間にはめ込み型なので、既存の引き戸部を加工せずに使用できるという利点があります。日常生活の中で感じる不都合・不具合を解消すべく工夫した結果生まれた発明といえそうですね。

　この発明についてもっと詳しいことが知りたい方は、この特許公報を参照してみてください。

～特許発明も、まずは小さなアイデアから～

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