面白い特許:これで設計開発もはかどるかも!?

特許第5994145号「立体構造物(立体空間)モデル創作モジュール及びモデル構築方法」

<特許公報の図1>

<特許公報の図2>

<特許公報の図6>

これで設計開発もはかどるかも!?

<ざっくり解説>

この発明は、例えば、ビル等の建築物や、フロアレイアウト、家具、玩具類といった種々の構造物の構想立案やモデル設計に使われるモジュールに関するものです。

この発明では、例えば、モジュールを連結するという単純な方法で、立体構造物・立体空間モデルを構築することができ、高い汎用性を発揮することができます。

モジュールの構造としては、以下のような特徴を持っています(図1参照)。
・モジュールの基本構造は正四角柱構造です。
・最少構成単位は立方体相似であり、高さは最少構成単位の整数倍とし、違う大きさのモジュールを併用してもよいです。
・モジュールの上下面には、凸部又は溝(凹部)を有し、上下面(正方形側面)以外の4側面に板状部材(シート)を挿入固定できる溝を有しています。
・図1では、上下面に凸部を有するモジュールをタイプL1とし、上下面に溝(凹部)を有するモジュールをタイプL2と表しています。

ざっくりというならば、この発明は、雄雌形状のモジュールとし、雄(凸部)を雌(溝・凹部)に挿入することで、モジュール同士を組み立てていくようです。

モジュールの組立を、図2を参照しつつ、見ていきましょう。
・図2-1は最も基本的な連結例を示しています
・モジュール同士の連結は、上下面についてはタイプL1の凸部をタイプL2の溝(凹部)へ挿入することで行い、上下面以外の4側面については、溝にタイプL1の凸部を挿入することで行います。

本発明のモジュールを用いることで、例えば、図6に示すような高層ビル群などのモデルを作ることができます。

この特許発明の権利範囲については、別途、特許請求の範囲(クレーム)を精査する必要がありますが、まずは、この発明のモジュールの特徴部分を把握するには、図面を見るとよいかもしれません。

この発明についてもっと詳しいことが知りたい方は、この特許公報を参照してみてください。

記事113:JPB_0005994145

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