ちょっとしたことから発明へ?楽器およびその作成法」
特許第6111474号「楽器およびその作成法」
<特許公報の図1>
ちょっとしたことから発明へ?
<ざっくり解説>
この発明は、倍音成分が増加し音質や迫力が向上する楽器に関するものです。
この楽器は、
木部の表面にシェラックニス層が形成され、前記シェラックニス層が加熱硬化されてなる、というものです。
この楽器は、図1に示すように、シェラックをアルコールに溶解させたシェラックニスを、楽弓、擦弦楽器、撥弦楽器などの楽器の木部に塗布し(図1(a)参照)、ついで、ヒートガン等を用いて加熱処理(図1(b)参照)を行うことによりシェラックニスを硬化させてニス層を形成させます。
詳細は割愛しますが、明細書では、実際にこの方法でバイオリンを作成し、その発音を分析しています。その結果、上述した倍音成分の増加が認められたとのことです。
この発明が生まれた経緯は明細書から知ることはできませんが、例えば、シェラックニスを楽器に塗布してみたことで音が変わったことに気付いたことが、発明のきっかけになったのかもしれませんね。日常の些細な変化を見逃さないことも発明者の素養の1つ?
この発明についてもっと詳しいことが知りたい方は、この特許公報を参照してみてください。
記事105:JPB_0006111474
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