面白い特許:これで水害の被害も緩和される!
これで水害の被害も緩和される!
<ざっくり解説>
この発明は、止水板に関するものであり、止水壁を多重に設け、止水壁間に浸透した水をポンプなどの排水手段で排水する構成とすることで、簡易な構造で内側への水の浸透を抑えることができる、というものです。
この多重止水壁は、
壁厚さ方向に間隔をおいて2重または3重以上に配置された複数の止水壁と、
前記止水壁間に浸透した水を外部に排出するための排水手段を
備えているものです。
図1は本発明の多重止水板を原理的に示した図です。
この多重止水板は、壁厚さ方向に間隔をおいて多重に配置された複数の止水壁(止水壁A、B、C、D)と、止水壁間に浸透した水を外部に排出するための排水手段(排水ポンプa、b、c)と、を有しています。
止水壁Aと止水壁Bの間には浸透する水を排水するための排水ポンプaを設置し、浸透してきた水を多重止水壁の外部に排出すれば、止水壁Aと止水壁Bの間の水位は、止水壁Aの外側(外部)の水位に比べ低い水位に保つことができますね。
なお、2重の止水壁では十分でない場合には、図1に示すように、3重目の止水壁C、4重目の止水壁Dというように多重配置される止水壁の数を増し、それぞれの間に浸透してくる水を排水ポンプb、cで排出するようにしてもよいですね。
内側寄りほど浸透水の水位が低くなり、多重止水壁の内側への水の浸透を抑え、多重止水壁で保護される内側の建物などが受ける水害の被害を防止することができますね!
昨今、津波や台風やゲリラ豪雨といった災害がクローズアップされています。この止水板は、一見すると地味なもののように見えるかもしれませんが、大きな効果を発揮できそうな気がします!
マンションのような大規模住宅のエントランスなどに設置してもよさそうですね!
この発明についてもっと詳しいことが知りたい方は、この特許公報を参照してみてください。
記事036:JPB6516946
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