面白い特許「外観を崩さないで、仕切りがあるカバン」

特許第6110980号「鞄」
<特許公報の図1>

<特許公報の図6>

変形しにくい構造

<ざっくり解説>
 この発明の鞄に関するものです。鞄に小物をいれると中がグチャグチャになってしまったりするので、鞄の中に仕切部材を入れたりしますよね。しかし、仕切部材を入れても鞄の形状や態様によっては、鞄がパンパンになってしまったり、変形したりして、結局鞄の外観体裁が損なわれることがありますね。そういった点を改良できるのが本発明の鞄だそうです。

その構造はといえば、
仕切部材11の左右両端縁が左右一対の裏当て部材12、13に縫い付けられ、
左右一対の裏当て部材12、13の前後両端縁は、鞄の側壁の内面に縫い付けられ、
③仕切部材11の下端縁は鞄の底壁の内面に縫い付けられ、
④仕切部材11の左右両端縁の下端部と下端縁の両端部の間に下方に開口する切欠11d、11eが設けられている、
というものです。
図示されている仕切ユニット10は、仕切部材11の左右両端縁の下端部と仕切部材11の下端縁の両端部の間に下方に開口する切欠が設けられているので、仕切部材の下端縁を鞄の底壁に縫い付ける作業と、裏当て部材の前後両端縁を鞄の側壁に縫い付ける作業を、いずれを先に行ってもOKという利点があるそうです。

 また、仕切ユニット10を鞄に取付けた後は、被収容物の重みや嵩張りにより鞄の側壁に縦皺や凹みなどの変形が防止されるといった利点もあるそうです。

 鞄の形状や用途に応じて、いろいろなバリエーションが可能なようですね。

 この発明についてもっと詳しいことが知りたい方は、この特許公報を参照してみてください。
記事025:JPB_0006110980

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