面白い特許:手軽においしいお茶を入れることができる!?

特許第6562986号「簡易茶器および茶の煎れ方」
<特許公報の図1>


<特許公報の図2>


<特許公報の図4>

手軽においしいお茶を入れることができる!?

<ざっくり解説>

 この発明は、簡易茶器および茶の煎れ方に関するものであり、手軽に茶を煎れることができる茶器において、茶をよりおいしく煎れることができるというものです。

 この簡易茶器は、
 使い捨て可能な素材で形成され、茶葉が入れられる第1の容器と、
 使い捨て可能な素材で形成され、前記第1の容器の内側に重ね合わすことができ、側面にのみ開口が設けられた第2の容器と、
を備え、
 可動部が生じるような切り込みにより前記開口が形成され、前記可動部が前記第2の容器の内側に折り込まれる構造を有する
というものです。

 図1(a)は、第1の容器20の側面図であり、
 図1(b)は、第1の容器20を水平面と直交する面で切断したときの断面図であり、
 図1(c)は第1の容器20の内部を示す斜視図です。

 図1(b)に示すように、第1の容器20の底部22を縁取る脚部24により第1の容器20の底部22と台面との間に隙間が形成されています。

 図1(c)に示すように、第1の容器20の内壁に適量の茶葉を入れる目安となるライン26が描かれています。

 また、第1の容器20の内壁には、適量の湯を入れる目安となるライン28が描かれています。これにより、茶葉に対して適切な量の湯で茶を抽出することができます。

 図2(a)は、第2の容器30の側面図であり、
 図2(b)は、第2の容器30を水平面と直交する面で切断したときの断面図であり、
 図2(c)は、第2の容器30の底部32を正面視したときの図です。

 第2の容器30の全体形状は、第1の容器20の全体形状と同様のものです。図2に示すように、第2の容器30の側面には複数の開口80が形成されており、第2の容器30を台に置いた場合の鉛直方向に開口80が所定間隔で3箇所形成されています。

 このような列の開口80が第2の容器30の底部を正面視したときに、約90度ごとの4箇所に設けられています。

 図2(b)を見ますと、第2の容器30の底部32を縁取る脚部34により第2の容器30の底部32と台面との間に隙間が形成され、茶を煎れる際に、この隙間が茶葉を閉じ込めるための空間となるようですね。

 そして、図4に示すように、第1の容器20に茶葉と湯をいれ、そこに第2の容器30をかぶせるようにして使うようです。ちょっとした工夫から生まれた発明のようにも思ええますが、こういったものも特許になるのですね。

 この発明についてもっと詳しいことが知りたい方は、この特許公報を参照してみてください。

記事015:JPB6562986
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