面白い特許:介護現場でタイムリーな支援ができる!

特許第6493940号「健康支援システム」
<特許公報の図1>

<特許公報の図2>

介護現場でタイムリーな支援ができる!

<ざっくり解説>

この発明は、健康システムに関するものであり、介護現場などで、人に対する的確で効率的な健康支援を実現するできるというものです。

この健康システム1は、
送信機10から受信機30へ伝搬する無線電波の遮蔽量に応じた無線電波のレベル変動を検出する電波センサ装置と、
無線電波を遮蔽する人の動きの態様をレベル変動に基づいて判定し、判定した人の動きの態様に応じた情報を出力する処理装置と、
を備え、
送信機10及び受信機30は、介護される人が利用するベッド上に無線電波の経路が形成される位置に設置され、
処理装置は、ベッドにおいて人が上体を起こした場合に検出される大きさよりも小さいレベル変動が、ベッドにおいて人が寝返りを行った場合に検出されるレベル変動の継続時間よりも長く継続した場合に、人の動きの態様が上体を起こす前の予兆動作であると判定する、
というものです。

もう少し具体的な一例を、図1でみてみましょう。

図1の健康支援システム1は、例示的に、送信機10受信機30判定機50、及び、情報処理装置70を備えています。なお、判定機50は、モニタとして、送信機10及び受信機30は、いずれも無線機を使ってもよいようです。

例えば、図2のようにセットして、使用します。送信機10及び受信機30を、ベッド90サイドレール91に、マットレス92の上面から鉛直上方に所定距離だけ離れた高さ(位置)に設置します。送信機10から受信機30に向けて電波が送信されると、送信機10と受信機30との間に、電波(フレネルゾーン)による仮想的なロープ又はベルト)が形成されるとのことです。

このようにすることで、送信機10及び受信機30の人体200に対する配置関係・電波ロープの形成位置を適切に設定することで、ベッド90における要介護者の動きを的確に検知できます

介護はつきっきりにならなければならないこともありますので、こういったシステムが普及すると、介護する側にとって大きな負担軽減になりますね!

この発明についてもっと詳しいことが知りたい方は、この特許公報を参照してみてください。
記事116:JPB 006493940-000000
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