面白い特許:これでペットのトイレ問題も解決!

特許第6577098号「ペット用吸収シート」
<特許公報の図1>


<特許公報の図3>


<特許公報の図4>


<特許公報の図5>


これでペットのトイレ問題も解決!

<ざっくり解説>

 この発明は、ペット用吸収シートに関するものであり、ペット用吸収シートの一部分をカットしても吸収材がこぼれず、カットした一部分を使用することができる利便性の高いペット用吸収シートです。

 このペット用吸収シー1トは、
 透液性の表面材21と、
 不透液性の裏面材22と、
 吸収材31と、
を備え、
 前記表面材21と前記裏面材22との間に前記吸収材23を包んで構成される吸収部3と、
 前記吸収材31を包む前記表面材21と前記裏面材33とが延出して該吸収部3を囲うように設けられた延長部2と、
を備え、
 複数の前記吸収部3が、前記延長部2の端部を互いに接続して配列されており、
 前記延長部3は、前記吸収部2から外側に向かって上方に延びる第1の傾斜面を有し、
 接続した前記延長部3の端部どうしが、上方に向かって凸部を形成している、
というものです(図1、図3参照)。

 では、その使用方法を見てみましょう。

 図4は、ペット用吸収シート1の使用方法の一例を示す図であり、図5は、図4のB-B断面図です。

 まず、図4(a)に示すように、ペット用吸収シート1を2枚用意します。

 一方のペット用吸収シート1は、トイレトレー等のペットが排泄する場所に敷いておきます。他方のペット用吸収シート1は、切欠き6から手やハサミ等の道具により凸部5の頂部に沿って切断し、部分シート1aを一つ作ります。

 図4(b)に示すように、トイレトレー等に敷いたペット用吸収シート1上で、ペットがよく排泄する箇所に部分シート1aを重ねて設置します。ペットの排泄により部分シート1aが汚れたら、当該部分シート1aのみ廃棄すればよいですね。そして、また別の部分シート1aを用意して設置します。

 このペット用吸収シート1によれば、ペット用吸収シート1の一部分である延長部2をカットしても吸収材31がこぼれず、カットした一部分を使用することができ、便利ですね。

 すなわち、部分シート1aのみを交換する使い方ができるので、ペット用吸収シート1の一部が汚れた場合に全部を交換しなくても済み、廃棄するごみの量を減らすことができます。

 そして、1枚のペット用吸収シート1を複数の部分シート1aに分割して用意しておけば、ペット用吸収シート1の特定の箇所に重ねるだけなので取り扱いも便利ですね。

 さらに、吸収材31が包まれている吸収部3を切ることなく、小分けにすることが可能で、顆粒状の吸収材31がこぼれて掃除が必要となったり、ペットが吸収材31を誤飲したりする恐れもなさそうです。

 また、部分シート1aの延長部2が傾斜面を形成している為、排泄物が吸収部3に流れ込みやすく、部分シート1aあるいはペット用吸収シート1の外に漏れてしまうのを防ぐことができますね。

 また、凸部5や切欠き6は、ユーザが延長部2をカットする際の目印となり直感的に分かり易いですね!

 この発明についてもっと詳しいことが知りたい方は、この特許公報を参照してみてください。
記事013:JPB6577098
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