面白い特許「道路の側溝の集水蓋の下側に取り付けることで、側溝の集水枡での蚊などの発生を防止できる」

特許第5827427号「側溝用蚊発生防止排水装置」
＜特許公報の図１＞

＜特許公報の図２＞

道路の側溝の集水蓋の下側に取り付けることで、側溝の集水枡での蚊などの発生を防止できそう

＜ざっくり解説＞
　この発明は、道路側溝の集水枡集水蓋の下側に取り付けられ、同集水蓋より流下する雨水を集めて排水する側溝用排水装置に関するものです。これを用いると、簡単な装置でありながら、道路の側溝の集水蓋の下側に取り付けることで、側溝の集水枡での蚊などの発生を防止できるというものです。
　本発明の側溝用排水装置は、道路側溝の集水蓋１の下側に取り付けられ、集水蓋１から流れてくる雨水を集めて排水するものであり、この側溝用排水装置自体が網状であり、上部を集水蓋１とその固定部６に挟んで隙間なく固定でき、下部出口に弾性開閉弁（棒バネ）９が配置され、網に溜まった落ち葉土砂異物を、網に溜まる雨水自重により棒バネが自動的に開閉し排出する機能を持っています。
　もうすこし詳しくいえば、通常は、側溝用排水装置の固定部７は、集水蓋１とその固定部６との間に挟まれて集水蓋の自重により固定されています。そして、弾性開閉弁（棒バネ）９は閉じており、密閉された網８により蚊が雨水枡の溜まり部４に到達できず、侵入を防止できそうです。
　そして、雨水は網をつたって雨水枡に流れていきますが、落ち葉などで網に目詰まりが発生し、装置上に雨水がたまると、その自重により弾性開閉弁が開き、落ち葉等と雨水がともに雨水枡に流れていき、その後自動的に閉じることになるようです。
　この発明について詳しいことが知りたい方は、この特許公報を参照してみてください。
JPB_0005827427
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