面白い特許「ペダルの誤踏を防ぐアクセルペダル」

特許第6229111号「セーフティペダル機構」
<特許公報の図1>

<特許公報の図2>

<ざっくり解説>

 この発明の構造は、
①アクセルペダル2を備える前壁11に回動可能に備えたストッパーアーム3は、復元スプリング14の復元力で通常は前壁11の止棒位置に留まり、
②ストッパーアーム3のストッパー5はアクセルペダル2に連結するアクセルアーム3と前壁11の間に位置しており、
③アクセルペダルはロック状態にあり、アクセルペダル傍の側壁10に押板1が備えられ、ストッパーアームに付設する連結子6と押板1に付設する連結片の連結孔7が連結し、押板1の下端はアクセルペダル側に位置する、
といったものです。
 アクセルペダル2の傍にあるストッパー5がアクセルペダルに連結するアクセルアーム3をロックすることでアクセルペダル2をロック状態にでき、押板1が側壁10の方向に回動するとストッパー5がアクセルアーム3のロックを解除することでアクセルペダル2のロック状態を解除できます。こういった作用によって、ペダルの誤踏は未然に防げるものです。

 とはいえ、安全面の要求が極めて高い自動車技術に関する発明である以上、誤ってロックしたとか、ロックできなかったといったことが決して発生してはならない点で、現実に実施するにあたってはハードルが高い技術分野といえそうですね。

 この発明についてもっと詳しいことが知りたい方は、この特許公報を参照してみてください。

記事058:JPB_0006229111

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