面白い特許:このマットレスで介護作業が軽減できる!
特許第6518865号「介護用品とマットレスの併用による介護システム」
「新たな介護の形。心も体も軽く、あたたかなケアを。」
介護作業が軽減できる!?
この特許発明は、業界の未来を変える革新的な介護システムといえるでしょう。
「分割マットレスと便受容袋を組み合わせた全く新しいタイプの介護システム」の誕生は、介護の現場で一大革命を引き起こします。
このシステムの最大の利点は、作業スペースを効率的に活用する点にあります。手間のかかる排泄処理が軽減されることで、介護者の肉体的、精神的負担は大幅に軽減され、一方では被介護者のストレスも和らげられます。
また、分割マットレスはその自体が非常にシンプルで実用的な構成であるため、専門の医療施設や介護施設だけでなく、一般家庭でも容易に取り入れることができます。
介護のニーズは個々により大きく異なることから、このシステムは被介護者の状態や要望に合わせて柔軟に対応することが可能です。
<ざっくり解説>
この発明は、介護用品であるおむつと便受容袋と分割マットレスとで構成する高齢者用の介護システムに関するものです。
まず、図面(図1~図3)を見てみましょう。
本発明の介護の簡素化とゴミ低減を図る介護システムは、分割マットレス1(図1)とおむつ6(図2)と便受容袋14(図3)で構成されており、被介護者は仰向け姿勢になって介護されます。
この介護システムは、
分割マットレス(1)と便受容袋(14)と、前身頃(7)と後身頃(8)と股下部(10)からなるおむつ(6)を構成要素とします。
上体部(3)、左右の二等分割した腰部(4R、4L)と下肢部(5)の四分割マットレス(1)の左右の前記等分割体(4R、4L)の両方または片方をマットレスの横方向に移動してマットレスにより形成する手作業空間に、被介護者に装着した開口部付き前記おむつ(6)の股下部(10)を外し、使用前の便受容袋(14)を肛門周辺に接着後、外した前記股下部(10)の復帰の際に該股下の開口部(13)を通して前記便受容袋(14)を前記手作業空間に置いた後、該手作業空間において前記分割体(4L、4R)が便受容袋(14)を挟閉しない程度に元の位置に戻すことを特徴とする、
というものです。
この介護システムは、手作業空間利用の新しいタイプのものであり、介護者の負担、特に排泄後処理の軽減を図り被介護者の精神的負担も減らせるのであり、病院、介護養護施設はもとより、介護に至る以前より普通寝具として使用できる簡易な構成の前記四分割マットレスにより一般家庭でも穏やかな介護ができそうです。また、被介護者の容態により介護方法は多様に変化することもできますね。
介護は、介護する方、される方の個々の状態に応じたオーダーメイド的な設備・器具が欲しいな、と思うときがありますよね。そういったニーズにも対応できるものであり、なおかつ簡易簡便なものであれば、ご家庭で是非1台ほしい、ということになりそうですね!
この発明についてもっと詳しいことが知りたい方は、この特許公報を参照してみてください。
記事032:JPB6518865
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