面白い特許:石膏ボード、ベニヤ板、サイディングボード等の規格長さを有する建材を必要な長さに切断するときに便利な定規!

特許第6222674号「定規」
<特許公報の図1>

<特許公報の図4>

<ざっくり解説>
 この発明は、石膏ボード、ベニヤ板、サイディングボード等の規格長さを有する建材を必要な長さに切断するときに使用する定規に関するものです。

 具体的には、被測定物Sを測定する真直な定規1であって、
 定規1を被測定物Sの測定面に置いたときに測定面と接する縁を有する長手方向に延びる第1面4aと第2面4bを有し、
 第1面4aに、ゼロを開始目盛とする昇順の第1目盛5、7を設け、
 第2面4bに、ゼロの目盛に対応する位置から規格長さの数値を開始目盛とする逆順の第2目盛6、8を設け、
 第1目盛5、7の最大目盛は、規格長さの数値より小さく、かつ、規格長さの数値の1/2より大きくし、
 第2目盛6、8の最小目盛は、規格長さの数値の1/2より小さくし、
 定規1の端部に、被測定物Sの縁に係止するフック3を設け、フック3を被測定物Sの縁に係止したときに、第1目盛5、7の開始目盛と第2目盛6、8の開始目盛とが被測定物Sの縁と一致しているというものです。

 図1は、この定規1のメモリの配置図の一例であり、図4は、図1の定規1を1800用に使用する場合の第1面側及び第2面側から見た斜視図(a)、1820用に使用する場合の第1面側及び第2面側から見た斜視図(b)です。

 この定規だと、フック3を被測定物Sに係止させると定規の開始目盛が被測定物Sの縁と一致しているので、コンベックス(巻尺)を使用しなくても、規格長さを有する建材等を測定できそうですね。

 この発明についてもっと詳しいことが知りたい方は、この特許公報を参照してみてください。
記事080:JPB_0006222674

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