面白い特許:袋詰め作業に最適!こんな「計量器」

特許第5843950号「計量装置」
<特許公報の図1>


<特許公報の図2>

袋詰め作業に最適!こんな「計量器」

<ざっくり解説>

 この発明は、計量装置に関するものであり、具体的には、野菜などの食料品を袋詰めするときなどに使用できるものです。その際、計測物のサイズにより、「ランク外(小)」、「Sサイズ」、「Mサイズ」、「Lサイズ」、「ランク外(大)」などに分類表示できるので、仕分けなどを行う作業者は、軽量物をどの容器(分配容器)に詰め込めばよいか、などの判断を効率よく行うことができます。

 この計量装置の構成は、
 被計量物の計量に用いる検出器と、
 被計量物の個々のサイズに相当するランク範囲を定める境界重量と、被計量物のランク判定における被計量物の目標サイズを基準とする目標組合せと、を入力する手段と、
 検出器を用いて被計量物の重量を取得するとともに、被計量物の重量および境界重量に基づいて、被計量物の個々のサイズに相当するランクを判定する制御器と、
を備え、
 制御器は、目標組合せに適合するよう、ランク判定の結果に基づいて、作業者が行う次回の作業を導く機能を有するというものです。

 図1は本発明の一例の外観を示すものであり、図2は、その内部構成を示すブロック図です。

 まず、図面の計量台10に、被計量物が入ったコンテナ12を載せます

 そうすると、検量センサ14が、コンテナ12を含めた重量を計測します。そして、制御器17によって、計測された重量値から、コンテナ12の重量が差し引かれ、被計量物だけの重量値(風袋引きの重量)を算出し、デジタル表示されます。メモリ23によって、コンテナ12の重さを記憶させておけるので、こういった演算処理ができますね。

 さらに、音声認識ソフト等を用いた音声認識部18・ヘッドホン22A・マイクロホン22Bなどによって、作業者に音声で結果を知らせることもできますね。

 この発明は、いわば作業者の視点にたって、どういった機能が備われば、もっと便利になるかなぁという視点で考えてみた結果、生まれたものかもしれませんね!

 この発明についてもっと詳しいことが知りたい方は、この特許公報を参照してみてください。
記事092:JPB_0005843950
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