面白い特許:これがあれば、気持ちいいセルフマッサージができる!

特許第6470443号「マッサージ具」
<特許公報の図1>


<特許公報の図4>

これがあれば、気持ちいいセルフマッサージができる!

<ざっくり解説>

 この発明は、使用者自らが簡便にマッサージを行うことができるマッサージ具に関するものです。

 このマッサージ具10は、
 手動のマッサージ具であって、
 湾曲面である作用面を有する本体11と、
 前記作用面に設けられる複数の突起体13と、を含み、
 複数の前記突起体13は、略円又は略楕円をなすように前記作用面に環状に配置され、
 複数の前記突起体13は、対象部位の周囲に略同時に接するように、その先端同士が略同一平面にあるように設けられ、
 前記作用面が凹むと前記突起体が傾倒し、前記作用面が元に戻ると前記突起体が起立して、複数の前記突起体によって対象部位が揉まれてマッサージが行われる
というものです。

 では、このマッサージ具10の具体例を見てみましょう(図1)。図1は、マッサージ具10は、手動のマッサージ具で、胴部(母材、本体)11と、胴部11に設けられる少なくとも2つの突起体(第1突起体)13とを含む例を示しています。これは、マッサージ具10が4つの第1突起体13を含む例ですね。

 次に、マッサージ具10の使用状態を見ていきましょう。マッサージ具10は、初期状態である第1状態では、第1突起体13が直立状態にあります(図4(a)を参照)。

 第1突起体13が第1状態から第2状態に移行するに伴って、対象部位Sが引き寄せられ、皮膚や皮下組織、筋肉等が揉まれ、マッサージが施されます(図4(a)→(b)を参照)。ここでは、第1突起体13の先端面131が内側にやや傾斜しているため、先端面131によって対象部位を引き寄せやすくなります。

 また、第1突起体13が上下、左右に対向して設けられているため、第1突起体13は、前後方向(上下方向)、左右方向から対象部位を引き寄せて効果的にマッサージを行うことができますね。つまりは、マッサージ具10は、4本の指で揉む感覚を実現できるといったところでしょうか。

 また、ここでは、4つの頂点に第1突起体13が設けられ、上下方向の第1突起体13が横方向の第1突起体と衝突しない範囲に設けられるため、程よい間隔で揉み作業を行うことができます。

 セルフマッサージができるこういった器具は、かなりニーズがありそうですね!自分も1個購入してしまうかもしれません。いや、すると思いますね!

 この発明についてもっと詳しいことが知りたい方は、この特許公報を参照してみてください。

記事010:JPB6470443
~特許発明も、まずは小さなアイデアから~

Follow me!