個人発明家が心がけておくべきこと

個人発明家が心がけておくべきコトがあります。

それは
・自己責任
・無知は致命的
・制度(ルール)を学ぶ姿勢が必須

自分の権利は自ら守れ!

「誰かが自分のアイデアを守ってくれるはず!」
そんな甘い考え方はしない方が良いです。

そもそも、アイデアは万人の共有物。
人類は、先人のアイデアを引き継いで利用して文明を発展させてきました。
技術は、本来、みんなに公平に行きわたらせるべきです。
ですので、あなたが生み出したアイデアも、本来、誰もが使って良いものなのです。

しかし、それでは発明者の投資した労力が報われず、発明意欲をそがれてしまうので、
特別な制度を人類が作り出しました。

それが知的財産権制度です。
でもこの制度、当の本人が良く知らないとうまく活用することはできません。
むしろ、「やけど」を負うこともあります。

個人発明家が絶対知らなければならない制度

個人発明家が絶対知らなければならない制度、
それは、知的財産権法に基づく制度です

主に、特許法、実用新案法、意匠法などに基づく制度を知る必要がります。

もちろん、細部まで全て知り尽くすことは必要ありません。
弁理士などの専門家に力を借りれば良いのです。
しかし、最低限、あなた自身も知っておくべきことがあります。
それを知らなければ、専門家と話すことすらできません。
あなたの思いを伝えることすらできないでしょう。
あなたは知財制度をできる限り学ばなければなりません。

確かに複雑な制度です。
でも、それを理解しようとする姿勢がないのなら、あなたは個人発明家を辞めた方が良いでしょう。

知財のルールを知らなかったら?

制度を知らないと、他人にアイデアを盗られることがあるでしょう。
そして、何も文句を言えなかったり。

また、そもそも権利は無いのに「私の発明だ」と勘違いして、他人に文句を言って、逆に名誉棄損で訴えられたり。

物を作って商売をしようとしたら他人の特許を侵害してしまって損害賠償を請求されてしまったり。

ルールを知らないとストレスがたまることが多くなります。

もう一度確認です。
制度を学ぶ気がないのでしたら、発明でお金を稼ぐことは考えないほうが良いでしょう。